脳神経内科

当院脳神経内科では、脳・脊髄、末梢神経、筋肉に不具合をきたす疾患を広く診療しています。診断が難しく、神経難病と総称される多くの疾患を日常的に扱っています。これらの疾患の診療には、他科の医師や地域の先生方、看護師・ソーシャルワーカー・リハビリスタッフなどとともに、患者様の家族・介護にかかわる方・行政など多くの方々の協力をいただきつつ臨むことが必要になる場合も稀ではありません。
当科ではそれぞれの患者様について、これらの調整もおこないつつ診療にあたっています。

■教育施設
当院の脳神経内科は日本神経学会の教育施設、日本認知症学会の教育施設に認定され、脳神経内科疾患全般の診断と治療に取り組んでいます。
現在は特に神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症など)、プリオン病(クロイツフェルト・ヤコブ病など)の診療に積極的に取り組んでいます。

■外来
脳神経内科の医師五人で月曜日から土曜日まで毎日診療しています。予約制ですが、当日受付も可能です。当院では頭部CT、頭部MRI/MRA、ガンマカメラ(脳血流シンチグラフィ、心臓交感神経シンチグラフィ)、超音波検査(頚動脈エコー)、脳波検査、神経伝導速度検査が施行可能で、これらの検査を適宜おこなって総合的に診断しています。
名古屋大学医学部脳神経内科に依頼して神経生検、筋生検、遺伝子検査にも対応し、大学病院の検査入院予約も可能です。入院患者は約80名で、レスパイト入院、神経変性疾患による長期療養まで脳神経内科疾患の入院に広く対応しています。特殊疾患療養病棟(52床)では主に神経変性疾患患者の入院に対応しています。

■担当医師
常勤 :森 恵子(モリ ケイコ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本認知症学会専門医・指導医
専門は神経変性疾患、認知症、末梢神経疾患



常勤 :伊藤 益美(イトウ マスミ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
専門は神経変性疾患



常勤 :川合 圭成(カワイ ヨシナリ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
専門は神経変性疾患、認知症



非常勤 :岩崎 靖(イワサキ ヤスシ)

日本神経学会専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
日本神経病理学会評議員
日本神経感染症学会評議員
専門は神経変性疾患、認知症、プリオン病