●川村病院新館建築に向けて

 川村病院が現在の川村第一病院で診療を初めてから、早35年間が経過しました。この間、本格的な高齢化社会の到来など社会環境の急速な変化のみならず、医療も大きく変貌し、進歩しております。医学の大いなる進歩により、MRIやCT、超音波検査などの診療機器は、益々高性能となり診断能は著しく向上してきております。私どもの施設も医学の進歩や社会の変化に取り残されることなく、川村病院を建築したり、種々の施設を併設したり、診療機器を更新したり努力してきましたが、現代の医療に即応した快適な医療環境を整えるには、施設を拡大し、診療機器を充実することが必至と考え、新館の建築に踏み切りました。
 新館建築の主たる目的は、先述の最新の診療機器を導入し、疾患の早期診断を推進し、近隣の総合病院との連携を今まで以上に密にし、早期治療のために患者様中心の医療を推進することにあります。さらに、高齢者の医療や脳血管障害などの亜急性期、療養期の医療にたいしても快適な入院環境で、くつろいだ医療の実践が、社会のニーズであります。そのことを念頭に置き、社会や地域の皆様のニーズに応えさせて頂くため「くつろげる病院」環境を充実させることをもう一つの目的としております。
 平成17年11月には、新館が完成し、現在の川村病院(本館)と一体化した近代的な病院が完成しますので、よろしくお願い申し上げます。
院長 高瀬幸次郎

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