がんのリハビリテーション
• 今日、「がんが不治の病であった時代」から「がんと共存する時代」になりつつあります。 どこでもがんに対する医療が提供できることを国は進めております。当院もそんながんでお悩みの患者さまのリハビリテーションをサポートいたします。
がんのリハビリテーションの病期別目的
• ①予防的リハビリテーション

がんと診断されてから早い時期に開始します。機能障害は起こっておらず、予防を目的とします。

• ②回復的リハビリテーション

がんの手術後など療養のための安静期間後で機能障害や筋力、体力が低下した場合等に、最大限の機能回復を目的とします。

• ③維持的リハビリテーション

がんが増大し、機能障害が進行している場合等に、運動能力の維持、改善を目的とします。

• ④緩和的リハビリテーション

患者さんの要望を尊重しながら、身体的、精神的、社会的にもQOL(生活の質)を高く保てることを目的とします。

対象患者さま

①がんの手術を施行された患者さま

手術による安静等で体力が低下した場合や、自宅退院へ不安がある場合、体力や筋力の回復を図るために、トレーニングマシンを使って運動します。

手術の影響で機能障害(関節が動きにくくなる等)が起きた場合、ストレッチやリラクゼーション等を行います。

②緩和ケア主体で在宅復帰を目的としたリハビリテーションが必要な場合

積極的な治療を受けられなくなった時期で、最後まで自分らしさを保つために出来る限り苦痛を取り除いていきます。

ベッド周りの環境を整えたり、補助具の利用を検討します。

必要に応じて、自宅環境の調整も行います。

実際のリハビリテーション
• パワーリハビリによる筋力維持、増強運動
• ストレッチ、リラクゼーションによる疼痛緩和
• 温熱療法
• 本人さまの行いたい活動（グランドゴルフ、野球、カラオケ、囲碁、将棋、編み物　等）
• 家族さまとのメモリアルのお手伝い（グリーフケア）

※当院の横にウェルスポ主体会を併設しており、様々なスポーツが可能です。

※リハビリテーションを受けるには主治医の指示が必要です。

お問い合わせ先
• 主体会病院リハビリテーションセンター 理学療法士　伊藤まで

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