小山田記念温泉病院 Oyamada memorial spa hospital

回復期リハビリテーション病棟Convalescent rehabilitation ward

回復期リハビリ病棟とは

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの病気で急性期を脱しても、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんに対して、多くの専門職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。


対象疾患と入院期限

疾患 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷の場合 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、または2 肢以上の多発骨折の発症後、または手術後の状態、股関節または膝関節の置換術後の状態 90日
外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態 60日



回復期リハビリ病棟概要

当院回復期リハビリテーション病棟は北勢地域で最も多い95床を有しています。またリハビリスタッフ数も理学療法士、作業療法士、言語聴覚士合わせて45名います。

医師 2名
リハビリスタッフ 45名
看護師 45名
介護士 25名
医療相談員 3名
管理栄養士 2名

回復期リハビリ病棟の特徴

安心の医療体制

充実したリハビリ体制

365日休まずリハビリを行っております。一日のリハビリ時間は2時間以上(土日祝も含む)です。

最新の医療設備

ロボットリハビリ導入

装着型サイボーグHAL下肢タイプや三重県初の単関節HALによるリハビリを受けることができます

運転リハビリ

運転リハビリ

運転シミュレーターなどで運転能力を訓練し、最終的には交通教育センターに同行し、実車訓練を行います。

充実した療養環境

充実した療養環境

リニューアルにともない個室の整備や無料Wifiなど快適な療養環境となっています。

リハビリ体制

多くのリハビリスタッフによる365日リハビリ

回復期入院患者さまに対して充実したリハビリ提供を行っています。365日休まずリハビリを行っております。 一日のリハビリ時間は2時間以上(土日祝も含む)です。また、リハビリ機器も充実しており、8×2mの免荷装置エリアでは足の機能が不十分な状態でも自由な歩行訓練が可能となっております。

装着型サイボーグHAL治療

北勢地域で初めてHALを導入しました

当院の回復期リハビリテーション病棟では、脳血管疾患や脊髄損傷の方に対して入院期間中の身体機能に応じてHAL®(Hybrid Assistive Limb)治療を実施しています。三重県で初めて導入された医療用HAL®「単関節タイプ」も活用しており、歩行が困難な時期からでも、麻痺側の機能改善に向けたリハビリが可能です。入院中の機能回復に合わせて、HAL®「下肢タイプ」へと移行し、立ち上がりや歩行練習を行っていきます。

    装着型サイボーグHALの詳細はこちら

上肢機能グループ

上肢機能改善をあきらめない

「 もうちょっと手のリハビリを頑張りたかった・・・ 」 退院直前に言われた患者さまの声をもとにこのチームを結成しました。 毎日、担当スタッフとは別に専門スタッフが集中的に上肢治療を行います。
上肢チーム: 霧島リハビリテーションセンターで川平法を学んだスタッフを中心に川平法、電気刺激療法、上肢HAL、振動刺激療法などを駆使し上肢回復をサポートします

運転リハビリ

運転復帰希望または運転復帰に不安のある方へ

当院では回復期病棟患者さまを対象に退院後の運転復帰をめざすプログラムを実施しております。 退院後に自分で自動車を運転できることは、買い物や趣味などの日常生活の充実だけでなく、通勤や復職といった社会参加をするうえで大きな力となります。当院では 運転シミュレーターや運転評価キットなどで運転能力を訓練し、最終的には鈴鹿サーキットにある交通教育センターに同行し、実車訓練を行います。
運転支援チーム: 運転を希望される方に対し、担当スタッフとともにチームが支援します。チームは医師とドライビングセラピストの資格を持つリハビリスタッフで構成しています。

温泉プール

温泉をリハビリに生かしています

当院は温泉病院の特徴を生かした 温泉プールでの運動浴を行うことができます。 温泉プールの中には電動リフトなども設置しており陸上で歩行困難な方も入水できるようになっています。 また、当施設内には足湯があり、車椅子でも使用できる様になっており、入院患者様も気軽に使っていただけます。
こんな方におすすめ
膝や腰などに痛みがあり、陸上ではなかなか歩行訓練が進まない方
再発予防、変形性膝関節症の軽減としてダイエットの必要がある方
骨折などによる免荷期間中の方

外出練習

日常生活に戻って不安なく過ごせるように

当院では買い物、バス・電車移動などを入院中に実施しています。「退院後にいきなり一人で行くのは恐い。」という患者さまが多い中、スタッフ同行なので安心して実施でき、不安なく退院を迎えて頂けるように支援します。
実例
 電車通勤だから電車に乗れるか試したい
 バスに乗ってスーパーで買い物して、その材料で料理する
 職場に行って作業できるかやってみたい

療養環境treatment environment

プライベートに配慮した空間や快適な設備

回復期病棟ではさまざまなニーズに対応できるよう個室や2床室があります。また、4床室もベットとの間には仕切り棚を置きプライベート空間を保っています。各部屋にテレビや冷蔵庫も完備しており、定額料金にて使用可能です。
各部屋にwifiが無料で使用でき、ネット環境も整っています。

回復期相談窓口

場所:小山田記念温泉病院1階リハビリセンター入口前
電話:059-328-1260(代表)
対応時間
月曜~金曜日:午前8時30分~午後5時
   土曜日:午前8時30分~午後1時